しみわたり できた!
- 公開日
- 2026/02/20
- 更新日
- 2026/02/20
記事
冬の朝。まだ空気がきりっと冷たい時間に、低学年の子どもたちが校庭に出ていきます。
固くなった雪の上を、そっと、そして少し誇らしげに歩く姿。
「先生、沈まないよ!」「見て、足跡が付くよ!」
それは、この地域ならではの自然現象「しみわたり」。夜の間に凍った雪が、朝のうちは固まり、体の軽い子どもだけがその上を歩くことができる…まさに、自然がつくる一瞬の学びの舞台です。
ユネスコスクールである本校では、こうした日常の体験も『持続可能な社会の創り手」へとつながる大切な学びと考えています。
しみわたりの経験から、なぜ朝だけ歩けるのだろう?、どうして大人(校長)は、片足が沈んでしまったのか(泣)?、さっき上った雪の階段がどうして崩れ始めたのか?…2年生は早速問いをもちました。
自然を仕組みを考えること、季節の変化に気づくこと、地域の気候や土地の特徴を感じること、それは「自然と共に生きる」という感覚を、体で覚えていく時間でもあります。
妙高の冬は、厳しくも豊かです。雪や冷たい空気さえ、子どもたちにとっては学びの教材。
「この階段は、朝、用務員さんがみんなのために作ってくれたんだよ。硬い雪を削ってね。」と話すと、2年生の子どもたちはそれぞれ走り出し、用務員さんの部屋を外からノックして、お礼を伝えていました。いきなりの訪問に驚いた用務員さんはにっこり。
低学年の小さな足跡が、やがて、地域を支える大きな一歩へとつながっていく。そんなことを考えた朝でした。